不動産売買経験者の生の声  |

住宅ローンを借りる際の注意点 生の声

アベノミクスで景気向上の兆しがある昨今、不動産購入を検討されている方も多いと思います。ここでは住宅ローンの注意点orコツを示します。

 
まず、住宅ローンは、自分が住むための住宅のためのローンです。当然のようですが、例えば、住宅購入後、転勤や転職で別の家に住みたいと思うとき、あるいは実家に帰ることになった場合で、持ち家を売らずに賃貸に出すとすると、契約の条項に違反します。やむをえないケースでは、現実として金融機関から黙認されるケースも多いのですが、一括返済や事業用ローンへの借り換えを求められても文句を言えないということに注意が必要です。また、転勤等のケースで、1軒目の持ち家を住宅ローンで借り続けるのを黙認されたとしても、2軒目の持ち家を、住宅ローンを引いて借りることはできません。

 
これを踏まえたうえで、金利等、返済が無理なく行えるかを検討する必要があります。まずは、変動金利にするか、固定金利にするかという選択を迫られます。なお、住宅ローンは将来借り換えることもできるのですが、現実問題として、固定金利で借りている人が金利の下がる変動金利に借り換えることはあっても、変動金利で借りている人が、金利の上がる固定金利に借り換えることは、心情上まずできないのが現実のようです。

 
ですので、まずは支払計画に無理がないかの検討は固定金利で行う、くらいの慎重さが必要です。固定金利で無理なく返せるなら、多少のギャンブルということで、お得になるかもしれない変動金利を検討しても良いでしょう。また、住宅ローンの限度額は年収の7倍くらいですが、限界まで借りると破綻の可能性が高まるので、4~5倍までにしておくのがベターです。足りない場合はもっと安い物件を買うことにするか、何とかして頭金をもっと入れるべきです。現在、住宅購入のための親からの贈与に関して、一定額までの譲与税免除がありますので、その制度を利用するのも手です。

 


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